
今日は各自動車メーカーが発表したちょっと変わったコンセプトカーをご紹介したいと思います。
そもそもコンセプトカーとは?
「コンセプトカーとは、デモンストレーション用に製作される,量産や市販を前提としない自動車。自動車メーカーの技術的・デザイン的な方向性を体現したもの。モーター-ショーなどで参考出品される。」(出典:大辞林)
つまり、コンセプトカーは各自動車メーカーが市場やユーザーに対して今後の自社製品の方向性を示す大事なものです。
一般的にモーターショーで発表されることが多いのですが、今改めて見返してみると、「なにそれ?」と思うような面白い車がたくさんありました。
そこで、今日は過去に自動車メーカー各社が発表してきた、ちょっと変わったコンセプトカーをご紹介したいと思います。
では、早速参りましょう。
Peugeot Aureon Concept
フランスの自動車メーカー「プジョー」が2010年に発表したこのコンセプトカーは、三輪2シーターの電気自動車です。
赤いタイヤが特徴的でいかにも近未来的なデザインですが、フロント側の足回りがあまりにもシンプルすぎるように思うのは私だけでしょうか。
また、ステアリングやペダル類が見当たりません。
これは自動運転車なのでしょうか?
それなのに、無駄に空力を意識したような流線型の形(笑)
この車からプジョーが示したかった方向性とは一体何だったのでしょうか?
シボレー EN-V 2.0
続いて、2012年にシボレーが発表したコンセプトカーです。
こちらも2シーターの電気自動車。
ただ、「電気ネットワーク自動車」と名付けられたこの車は、GPSセンサーが内蔵されており、他車との距離などを通信によって調整できる完全な自動運転車です。
今後、2020年までに中国の天津市に建設が予定されているエコタウンに実際に導入される予定だそうです。
ただ、なんとなくシボレーらしさが無く、デザインがダサく見えるのは私だけでしょうか(笑)
BMW GINA Light Visionary Model
ドイツの高級車メーカーBMWが2008年に発表したちょっと不思議なコンセプトカー。
車体は、鉄やアルミでも、カーボンファイバーでもなく、縫い目のない伸縮性のある布で覆われた可動式の金属性フレームでできています。
車体を覆う布はストレッチ素材にポリウレタンをコーティングしたもので、弾力性、耐久性、防水性があるといいます。 この布で覆われたアルミニウム製のフレームを、電気と油圧で作動するアクチュエーターで制御することにより、車体の形を変えることができるのだそう。
例えば、車体後部に大きなスポイラーが欲しい、フェンダーの幅を広くしたい、と思えばすぐに実現する、そんな夢の車です。
ただ、そんな機能いるかなぁ(笑)
いかがでしたでしょうか?
本日は自動車メーカーが発表したちょっと変わったコンセプトカーをご紹介しました。
冒頭にご紹介したように、コンセプトカーはそのメーカーが今後の自社商品の方向性を発信するためのものです。
つまり、コンセプトカーを見れば、そのメーカーが今後どのような商品を出すのかがわかる(?)はずです。
是非今後、各社のコンセプトカーに注目してみて下さい。