【偶然か必然か】マツダとスバルとスズキの新型車がそっくりだった!?

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前回は、近年自動車メーカー各社が取り組んでいる共通プラットフォーム化について、理由とその背景についてご紹介しましたが、そんな各社の新しいプラットフォームを見てみると、マツダとスバルとスズキにある面白い共通点を発見しました。
そこで、今日はこれら3社の新しいプラットフォームに共通する”あること”についてお話ししたいと思います。

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3社の共通点とは?

それでは、まず、マツダのスカイアクティブボディ、スズキの次世代軽量プラットフォーム、スバルのグローバルプラットフォームの構造をそれぞれ見てみましょう。

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それぞれ色のついている部分が、車のメインの骨格となる部分です。

何か共通点が見えてきませんか?

プラットフォームとは?

3つのプラットフォームの共通点をお話しする前に、そもそもプラットフォームとは何なのかということからお話ししたいと思います。

プラットフォームとは、パッケージングされた基本となる車台。
シャシーと呼ばれることもあり、車種シリーズの基本形である。
ステアリング、サスペンション、ドライブトレーンを含むすべての機構部品と車両の下部構造を指す。
(出典:コトバンク)

プラットフォームとは、車の基本構造を成す部分のことを指します。

実は、このプラットフォームの構造の良し悪しで、決まってしまう車の性能が数多く存在するのです。

プラットフォームが決める性能とは?

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その1つが、衝突性能です。
車が衝突した時に、プラットフォームの骨格でしっかりとその衝撃を受け止め、効率良く衝撃を吸収することができれば、乗員にとっては安全な車となります。

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2つめが、ハンドリング性能。
プラットフォームの骨格がしっかりと剛性の高いものになっていれば、ハンドルを切った時に車がブレることなく、スムーズにカーブを曲がることができます。

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3つめが、乗り心地。
これもハンドリングと同じですが、プラットフォームの骨格がしっかりとしていれば、車が段差などを乗り越えた時に、振動がすぐに収まってくれます。

これらは、いわゆる車の基本性能です。
要するに、プラットフォームは車の性能を決める非常に重要な部分なのです。

言い換えると、プラットフォームがしっかりと作れていれば、ポテンシャルの高い車を作ることができるのです。

どうせ作り変えるならいいものを作ろう

前回お話ししたように、各社が近年共通プラットフォームを採用してきている理由は、開発費と部品コストの低減が大きな目的です。

ただ、新しくプラットフォームを作るのには、多額の投資が必要となります。

そこで、各社は、どうせ作り変えるならより良いものを作ろうと、エンジニアの英知を結集させて新しいプラットフォームの開発に取り組みました。
そして完成させたのが、マツダのスカイアクティブであり、スズキの次世代軽量プラットフォームであり、スバルのグローバルプラットフォームなのです。

改めて、3社のプラットフォームの共通点とは?

では、最初の話題に戻りますが、改めて、この3社のプラットフォームに共通するものとは何なのでしょうか?

それは、この車の前側から後側にかけて通っている斜めの骨格です。(青い線で囲んだところ)

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3社が行き着いた凧構造

従来の車のプラットフォームを見ると、このような斜めの構造は無く、各社が説明しているように、前から後ろに真っ直ぐ通った構造となっています。

マツダ スカイアクティブボディ

マツダ スカイアクティブボディ

スズキ 次世代軽量プラットフォーム

スズキ 次世代軽量プラットフォーム

この斜めの骨格は、車体剛性を向上させつつ、軽量化を図る効果があるとのこと。

凧の構造を考えるとその効果がイメージし易いかもしれません。

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全く資本関係の無い、マツダとスズキとスバルが、何年にも渡る開発の結果、この同じ構造に行き着いたことが、とても面白いなと思いました。

かつて、ホンダのハイブリッド車インサイトのシルエットが、トヨタのプリウスに酷似していて話題になったのを思い出しました。

各社同じ目的で開発をしていれば、このように、行き着く答えが同じというのも不思議ではないのかもしれませんね。

みなさんはどう感じられたでしょうか?

永田カーティン

永田カーティン

投稿者プロフィール

車好きサラリーマン。
かつて自動車エンジニアとして働いていた経験を基に車に関する面白情報を紹介する。

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