車の窓ガラスに貼られた不思議なメッセージの真相
- 2016/6/4
- 海外市場

今Twitterで、ある写真が話題になっています。
それがこの写真。
@eRaKibn pic.twitter.com/jTgkPQuNgB
— eRa Kibn (@eRaKibn) 2016年5月28日
車の中に犬が取り残されています。
そして、その車の窓には、こんなメッセージが書かれています。
” The A/C is on.
He has water and listening to his favorite music.”
「エアコンはつけている。
彼には、水があるし、大好きな音楽を聴いている。」
どうして、わざわざこんなメッセージを残したのでしょうか?
車内でのペットの死亡が多発している
実は、今アメリカでは、駐車中の車内でペットが死亡してしまうといった事故が多発しているのです。
原因は、暑い車内に取り残されたことによる「熱中症」です。
車の中はサウナ?
American Veterinary Medical Association (AVMA)によると、例え外の気温が快適なものだったとしても、車内の温度は非常に暑くなる可能性があるそうです。
AVMAの調査では、もともと25℃だった車内の温度が、晴れている日に駐車場に停めておくと、たった10分間で35℃まで上昇したといいます。
さらに、その1時間後には、45℃まで上昇したそうです。
まさに、車内はサウナと化すのです。
そんな車内に長時間取り残されたら、ペットが死んでしまうのも当然かもしれません。
ただ、今アメリカでは、ペットを車内に置き去りにして、死なせてしまうあまりにも無責任な飼い主が増えているのです。
各州が動き出した
そんな状況を受けて、アメリカの各州は、様々な動きを見せています。
例えば、ミシガン州では、ペットを車内に置き去りにすると重罪となる法律を可決しようとしています。
また、カルフォルニア州では、車内に取り残されたペットを助けるために、他人の車の窓を割っても罪にならないという法律を可決する動きがあります。
つまり、先ほどの写真は、「ペットは無事だから、窓を割らないでね。」と飼い主が主張しているのです。
はたして、本当にエアコンを効かせて、水を用意しているのかは、疑問ですが。
みなさんはどう思われたでしょうか?
参考:Motor Trend