運転よりも助手席の方が安全性が低いって本当?

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アメリカのIIHSという機関の発表によると、助手席の方が運転席に比べて圧倒的に安全性が低いそうです。

(IIHSって何?という方はこちらをご覧ください。)

人の車に乗せてもらう時は、自分の車を運転する時以上に注意した方がよいかもしれません。
(注意したところで、どうにもならないかもしれませんが。)

人気の7車種で実験

スクリーンショット 2016-07-08 0.00.05

IIHSは、今アメリカで人気の7車種のSUVでそれぞれ2回ずつ衝突実験を行ないました。

1回目は、車の運転席側に障害物を衝突させ、2回目は、車の助手席側に障害物を衝突させました。

そして、それぞれの実験毎に、車の変形量や乗員に加わる衝撃を計測し、IIHS独自の評価基準で評価しました。
(評価の良い順:Good>Acceptable>Marginal>Poor)

ヒュンダイ以外は全て助手席側の評価が悪い

IIHSの評価結果がこちらです。

スクリーンショット 2016-07-07 23.44.53

なんと、ヒュンダイのツーソン以外は全て運転席側よりも助手席側の方が安全性が低いという評価となりました。

どうして評価の違いが生まれるのか?

2012-IIHS-Small-Overlap-Frontal-Crash-Test

今回IIHSが行なった実験は、前回もご紹介したスモールオーバラップという衝突形態です。

2013年に、このスモールオーバラップ試験が導入されると、その試験の厳しさにトヨタを始め多くの自動車メーカーの車がことごとく最低評価となりました。

その後、13の自動車メーカー、97もの車種が骨格構造を変更させて、この衝突形態に対応させてきました。

これによって、現在では、多くの車がGoodをとれるようになってきています。

しかし、このスモールオーバラップ試験は、導入されてから、実は運転席側の衝突しか試験されてきませんでした。

つまり、IIHSによって実験されるから、まずは実験される運転席側のみ対応しましたというのがヒュンダイ以外のメーカーの状況だということです。

車は圧倒的に助手席に人が乗る可能性のりも、運転席に人が乗る可能性の方が高いので、まずは運転席側の対応をしたというのは、当然かもしれません。

ただ、ここまで運転席側と助手席側で安全性が違うというのは、少し驚きだったのではないでしょうか。

車の安全対策には、質量もコストもかかるので、なかなか難しいというのはわかりますが、人の命に関わる性能だけに、今後助手席側も運転席側と同じ安全性になることを期待したいです。

永田カーティン

永田カーティン

投稿者プロフィール

車好きサラリーマン。
かつて自動車エンジニアとして働いていた経験を基に車に関する面白情報を紹介する。

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