1998年製と2015年製のカローラをぶつけてみたら車の安全性の進化が凄まじいことがわかった!

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オーストラリアである面白い実験が行なわれました。
1998年製のカローラと2015年製のカローラの衝突実験です。

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以前、1959年製のシボレーBel Airと2009年製のシボレーマリブの衝突実験をご紹介しましたが、この実験では、50年の間に車の安全性がいかに進化してきたかがよく分かったのではないでしょうか。

それでは、1998年製と2015年製の車の場合はどうでしょうか。
1998年と言うと、今から約20年前です。
1998年なんて、まだ記憶に新しいという方も多いはずです。

ただ、この実験を見ると、この20年間で見ても、車の安全性がいかに進化してきたかがよく分かりました。

車の変形が全然違う

この実験は、約64km/hの速度で1998年製、2015年製の2台のカローラを正面衝突させています。

これが実験後のそれぞれの車の様子です。

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2015年製カローラ

2015年製カローラ

1998年製カローラ

1998年製カローラ

これを見ると、一目瞭然ですよね。
2015年製のカローラは、助手席側はほとんど変形せずにそのまま残っています。
運転席側もAピラーよりも後側は変形が小さいことが見てとれると思います。

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2015年製カローラ

一方、1998年製のカローラは、バンパー部分のみでなく、Aピラーも大きく折れ曲がっています。

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1998年製カローラ

昔の車に乗ってると大怪我をする!?

また、最も大きな違いは、エアバッグです。
当然2015年製のカローラにはエアバッグが付いていますが、1998年製のカローラにはまだエアバッグは付いていませんでした。

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1998年に、初めてアメリカで運転席と助手席にエアバッグを設定することが法規となりました。
つまり、エアバッグが付いていないのは、カローラだけでなく、当時の一般的な車の多くがそうだったということです。

また、今回この実験が行なわれたオーストラリアでは、今でこそ厳しい衝突試験が行なわれていますが、20年前は、まだ厳密な衝突試験は実施されていませんでした。

この衝突試験の結果、2015年製のカローラに比べて、1998年製のカローラは、ドライバーの頭と胸と足に、より大きな傷害を生じさせる可能性があるといいます。

現在オーストラリアで走っている車のうち、2000年以前に発売された車が全体の20%を占めるそうです。

しかし、死亡重症事故のうち、2000年以前に発売された車は33%以上にも及ぶといいます。

中古車や古い車は、確かに安く手に入ります。
けど、もし大切な人を乗せるのなら、やっぱり新しい車に乗った方が良いのかもしれません。

参考:PM

片平太一

片平太一

投稿者プロフィール

交通事故で友人を亡くしたことをきっかけに、車の安全エンジニアとして働くことに。Car Talkでは、車の安全に関する情報を中心に発信する。

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