【これが付いていない車はもはや少数派!?】衝突回避システムの進歩と今後

ベンツの「Collision Prevention Assist」

アメリカの自動車誌「Consumer Reports」がアメリカ交通安全委員会(NHTSA)が行った衝突回避システム評価試験の結果を報じています。

その結果、2013年発売の車のうち衝突回避システムを導入している車の割合が全体の31%に過ぎなかったのが、2015年発売の車は全体の61%が衝突回避システムを採用していることが明らかになりました。

もはや付いていて当たり前のシステム!?

この評価試験では、約20〜40km/hで実験を行い、その時の結果により、衝突回避システムのレベルを以下のように定義し、ランク付けしています。

「Basic」
前方の障害物を検知し、ワーニング音などでドライバーに知らせる車(自動ブレーキ無し )

「Advanced」
前方の障害物を検知し、自動ブレーキで車速を自動的に下げるシステム(完全には停止しない)

「Superior」
前方の障害物を検知し、自動的に停止し、衝突を完全に回避するシステム

この実験結果から、衝突回避システムはもはや高級車のみに採用されているシステムではなく、もはや一般的なシステムになりつつあるということがわかりました。

衝突回避システムの採用車種数が増えている

衝突回避システムの採用車種数が増えている

衝突回避システムを標準装備にするメーカーも少しずつ増えてきている

衝突回避システムを標準装備にするメーカーも少しずつ増えてきている

今後は衝突回避システム搭載が義務化される!?

実際に市場では、衝突回避システムによる効果が明確に現れていると言います。

アメリカ交通安全委員会(NHSTA)の報告によると、これらのシステムを搭載した車は明らかに、車の破損や乗員の怪我による保険請求が減っているそうです。

また、ヨーロッパの交通安全局によると、これらのシステムを搭載した車を巻き込んだ追突事故の件数が、そうでない車に比べて約38%と低くなっていると言います。

これだけの効果が報告されると、過去のシートベルトやエアバッグがそうであったように、今後各国が衝突回避システムの装備を義務化してくるかもしれません。

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ネーミングは各メーカー毎にバラバラ

実際、衝突回避システムは各自動車メーカーによってネーミングが異なるため、ユーザーからすると少しわかりにくいかもしれません。

メルセデス・ベンツは「Collision Prevention Assist」といい、スバルは「EyeSight」、ボルボは「City Safe」という名前で呼んでいます。

また、それぞれ、衝突をカメラで検知しているか、レーザーで検知しているかの違いがあり、作動する速度も異なります。

ただ、どれも衝突を回避するためのシステムであることに変わりはありません。

国産車エンジニアとしても、今後これらの機能がより広く普及し、交通事故が少しでも少なくなることを願っています。

ベンツの「Collision Prevention Assist」

ベンツの「Collision Prevention Assist」

スバルの「EyeSight」

スバルの「EyeSight」

ボルボの「City Safety」

ボルボの「City Safety」

衝突回避システムを当てにしすぎてはいけない!?

以前の記事でも書きましたが、衝突回避システムがより一般的なシステムになってきたとは言え、このシステムが全ての事故を無くしてくれるわけではありません。

ぶつからない車に乗っても事故する確率は低くならない

当然、ドライバー自身が注意を払って運転することでこのシステムを使わないで済めばそれに越したことはありません。
是非みなさんも、システムに傲ることなく、安全運転を心がけて下さい。

 

参考:Consumer Reports

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永田カーティン

永田カーティン

投稿者プロフィール

車好きサラリーマン。
かつて自動車エンジニアとして働いていた経験を基に車に関する面白情報を紹介する。

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